時計の定義とは
機械式時計には「手巻き」と「自動巻き」の2種類があり、リューズをまわす事でゼンマイを巻き上げるタイプのものを手巻きと言います。 リューズ(竜頭)とはゼンマイを巻いたり時刻やカレンダーを合わせるためのつまみで、時計の横についています。 手巻きの時計は毎日自分の手で巻き上げる必要があるものの、構造が単純なので自動巻きに比べて故障し難いというメリットがあります。 双方とも機械式時計は手巻きも自動巻きも、数年に一度の分解掃除(オーバーホール)を行うことが推奨されております。 精度は日差約10~20秒ほどで、クォーツ時計には劣ります。
自動巻き
自動巻きの時計とは振動でローターが回転してゼンマイを巻き上げる機構の時計で、オートマチックとも言います。 腕に付けているだけでゼンマイを巻き上げてくれ動き続けるので、手巻きに比べて使い勝手が良いというメリットがあります。 手巻きと同じく定期的にオーバーホールが必要で、精度も手巻きと同じです。 ゼンマイのかわりに電池と水晶振動子を用いた時計はクォーツといいます。 主に電池によって動作し数年おきに電池交換が必要となります。 精度は月差約0.5~1.5秒と、機械式に比べて格段に正確です。 クォーツには針で時刻を表示するアナログ、液晶に数字を表示するデジタルの両方があります。
アナログとデジタル
アナログ時計とは文字板や針などの機械的構造によって時刻を表示する機構の針表示式の時計です。 アナログは本来「類似物」「相似体」という意味を持ち、デジタルの反対語である連続的な「量」を表す単語です。 時計の針が数を積み重ねていくように時刻を表すことから、文字板と針で時刻を表す時計をアナログ時計といいます。 デジタル時計とは液晶やLEDなどの電子的構造により時刻を表示する機構の数字表示式の時計です。 デジタルは「指」を表し、指で数えられるものというような意味で「数」を表します。 直接的に数で時刻を表す時計をデジタル時計といいます。